【核のごみ】文献調査を開始 2年かけて資料や論文で地質を調査 NUMO「なるべく早い時期に住民向け説明会を開催」 佐賀・玄海町
原子力発電所から出るいわゆる「核のごみ」の最終処分場の選定をめぐる調査が10日、佐賀県玄海町で始まりました。
原子力発電環境整備機構=NUMOは、経済産業省から認可を受け、10日から佐賀県玄海町で調査が始まったと発表しました。
始まったのは、原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物いわゆる「核のごみ」の最終処分場を選ぶための第1段階となる「文献調査」です。
「文献調査」ではおよそ2年かけて、資料や論文などを参考にして強度の弱い地層がないかなど地質について調べます。
玄海町での文献調査は、北海道の寿都町(すっつちょう)・神恵内村(かもえないむら)に続き全国で3例目で、原子力発電所が立地する自治体では、初めてです。
NUMOはなるべく早い時期に、最終処分事業に関する住民向けの説明会を開催したいとしています。