海賊対策で福岡海保の巡視船「やしま」が東南アジアへ出発 現場海域では去年58件の被害
海賊対策のため福岡海上保安部の巡視船「やしま」が26日、東南アジアへ出発しました。
福岡市の博多港では、東南アジア周辺の海域に派遣される巡視船「やしま」の出港式が行われました。
東南アジア周辺の海域では、去年1年間に海賊による被害が58件発生しています。
海上保安庁では2000年以降、海賊対策として巡視船を派遣していて、巡視船「やしま」の派遣は2015年以来8回目です。
派遣中は海上保安官たちが海賊行為の警戒活動やインド沿岸警備隊との合同訓練を行います。
■本山祐一船長
「35日間の船内生活を乗組員に強いるため、メンタル面のフォロー、モチベーションの維持に気を配りたいと思います。」
巡視船「やしま」は、来年1月29日に博多港に戻る予定です。