太州会トップら8人を逮捕 15年前の建設会社への発砲事件 時効は目前 福岡
2010年に福岡県嘉麻市で建設会社の事務所に向けて拳銃で弾丸3発を発射し玄関などを壊したとして、指定暴力団、太州会の会長ら8人が逮捕されました。
組織的拳銃発射と組織的建造物等損壊、器物損壊の疑いで19日までに逮捕されたのは、指定暴力団、太州会の会長、日高博容疑者(76)、傘下組織の組長、勝木浩一容疑者(60)、小松浩二容疑者(57)、傘下組織の組員、藤本こと勝木紀彦容疑者(50)ら8人です。
8人は2010年3月25日午前0時50分ごろ、福岡県嘉麻市の建設会社の駐車場から組織としてあらかじめ決めた任務・分担に従い、会社事務所の玄関に向けて拳銃で弾丸3発を発射し玄関のガラスなどを壊した疑いです。
当時、会社は無人でケガをした人はいませんでした。
警察は防犯カメラの映像やそのほかの証拠などから捜査を進め、時効の15年を目前にしての逮捕となりました。
警察は8人の認否を明らかにしておらず、今後、役割分担などについて詳しく調べる方針です。
警察によりますと、太州会は暴力団対策法に基づく県内5つの指定暴力団の1つです。福岡県田川市に主な事務所を置き、構成員は2024年末の時点で県内だけでおよそ70人です。