「ごみ処理ができなくなる恐れ」大任町など7町村長が会見 田川市議会の議案否決を受け 田川市長は「協議を断られている状況」 福岡
11日、福岡県田川郡の7つの町や村のトップが合同で会見を開きました。トップらは、このままでは地域のごみ処理ができなくなる恐れがあると訴えています。
福岡県大任町で会見を開いたのは、田川郡の添田町、香春町、糸田町、福智町、川崎町、大任町、赤村の町村長です。
会見を開いた7つの町村は、田川市を含む8つの自治体で広域事務組合をつくり、共同でのごみ処理を目指しています。
組合長をつとめる大任町の永原讓二町長によりますと、現在、3か所ある処理施設が老朽化のため、大任町に新たな処理施設の建設を進めていますが、田川市議会が新施設運用に関する議案を否決したため、今後、ごみ処理ができなくなる恐れがあると指摘しました。
一方、田川市の村上卓哉市長は「議案が否決された後、永原組合長に複数回の申し入れを行ったが、協議を断られている状況である。稼働に向け、さらなる協議と理解を深めることが必要であり、田川地区全住民の生活に支障が生じないよう、引き続き努力したい」とコメントしています。