【今季最強寒波】渋滞・立ち往生・スリップ事故も 福岡での交通への影響は
5日の九州北部は今シーズン「最強・最長寒波」で各地で氷点下となり、積雪を観測しました。交通への影響が続いています。
■子ども
「冷た~い!雪作った!」
北九州市小倉北区の勝山公園では、雪遊びをする親子連れの姿がみられました。
■母親
「雪で遊びたいというので連れてきました。」
5日朝、英彦山のふもと、福岡県添田町では一面、銀世界となっていました。池の水が凍り、温度計は氷点下2℃を示していました。
今シーズン最も強い寒気が流れ込んだ影響で、厳しい冷え込みとなり、5日朝の最低気温は佐賀市で氷点下3.9℃、八女市で氷点下3.8℃、朝倉市で氷点下3.4℃など、福岡県、佐賀県のほぼすべての観測地点で氷点下となりました。
また、各地で観測した積雪は、佐賀市で4センチ、飯塚市で3センチ、八女市と北九州市八幡西区で1センチとなっています。
■山木康聖ディレクター
「午前7時前の博多駅です。収まっていた雪と風が、再び強まりました。」
博多駅では、雪の影響を警戒して早めに駅を訪れる人の姿が見られました。
■駅の利用者
「(着いたのは)1時間前くらいですね。大丈夫だと思います。心配だったのですが。」
「今のところ大丈夫。」
「中止の連絡は来ていないので、行くしかない。」
5日夕方までに、JRの新幹線と在来線、西鉄電車、福岡市地下鉄の運行に大きな影響は出ていません。
一方、雪の影響が出たのは高速道路です。
九州道と長崎道、それに東九州道の一部で通行止めとなりました。また、北九州都市高速は全線で雪のため通行止めとなりましたが、午後5時すぎに解除されました。
■児玉悠一朗記者
「都市高速道路に入ろうとした車でしょうか、入り口付近で近づくのをやめました。」
高速バスの運行にも影響が出ています。
■樋口淳哉記者
「福岡市内は路線バスは動いていますが、高速バス乗り場では北九州方面などが運休となっています。」
福岡と九州各地を結ぶ高速バスは、一部で運転を見合わせているほか、終日運休となった路線もあります。
■利用者
「帰省しようとした時に運休になってしまい、少し困っている。電車も視野に入れないと。」
韓国から長崎へ旅行中という男性は。
■旅行者
「きょうは行けない。あした行きたいです。(悲しい?)もちろん。」
■板谷康司カメラマン
「佐賀市の国道34号です。通行止めになり、車が渋滞しています。」
一般道路でも雪の影響が出ています。
■川崎直人記者
「ひどい渋滞だ。全然進まない。」
北九州市若松区の国道では渋滞が発生していました。その理由は。
■アナウンス
「若松警察署です。響灘大橋、路面凍結のため通行禁止となっています。」
その橋に向かうと。
■川崎記者
「警察官が先ほどから、道路の状態を確認しています。」
多くの工場がある若松区響町につながる橋で、トラックの立ち往生やスリップ事故が発生し、およそ3時間にわたり通行止めになりました。
久留米市の国道でも午前8時ごろ、路線バスが乗用車に追突する事故がありました。
警察によりますと、追突したバスの運転手は「スリップした」という趣旨の話をしていて、路面の凍結によるスリップが事故の原因とみられています。
この事故によるケガ人はいませんでした。