佳留気象予報士のお天気情報　めんたいワイド　8月22日

23日の天気のポイントは「午後中心ににわか雨」。蒸し暑さが増してきて、所々で一時雨や雷雨となりそうです。

22日は二十四節気の「処暑」で、厳しい暑さが収まる頃ですが、猛暑が続いています。各地で最高気温35℃以上で、糸島市は37.9℃でした。また、太宰府市は36.9℃と35日連続の猛暑日で、国内の連続記録を更新しました。

猛暑が続く中、福岡市東区の海の中道海浜公園では「熱帯性スイレン」が見頃を迎えています。熱帯性スイレンは水面に咲く花の姿が特徴的で、「水の妖精」とも呼ばれています。花は約140株で、午前を中心に咲き、水面に浮かんで見える様子は涼しげです。熱帯性スイレンの花は9月下旬まで楽しめるそうです。

暑さが続いていますが、南の海も水温が高くなっています。22日未明に発生した台風10号は発達しながら日本付近へと北上し、来週前半、27日(火)頃に西日本や東日本の太平洋側にかなり接近する見通しになってきました。

海面水温30℃以上と高い海域を通るため、現在の予想以上に発達することも考えられ、西寄りの進路を通ると九州への影響も大きくなる可能性があります。また、離れたコースを通る場合も湿った空気が流れ込み、台風が近づく前から局地的に雨が強まる見込みです。


今後の予報です。22日は午後を中心に雲が広がりやすく、にわか雨や雷雨の所があるでしょう。朝の最低気温は28℃前後、日中の最高気温は35℃前後で、湿度が高く、蒸し暑さが増してきそうです。できるだけ涼しい所で過ごし、水分をこまめに取るなど、熱中症対策を心がけてください。

週間予報です。土日は前線や湿った空気の影響で一時雨が降り、ザッと強まることもあるでしょう。来週は、厳しい暑さは少し収まりますが、湿度が高く、蒸し暑さが続く見込みです。