【誰が】「さい銭泥棒」被害相次ぐ 糸島市の神社・お堂で南京錠が壊され 同一犯の疑いも視野 福岡
福岡県糸島市の神社で、さい銭箱の南京錠が壊され、中のさい銭が盗まれる被害が相次いでいます。被害は9月末から9件に上り、警察で注意を呼びかけています。
■奥村誠悟記者
「犯人は南京錠を壊し、このように、さい銭箱を開けて金を持ち去りました。」
10月28日の朝、糸島市井原(いわら)の住吉神社で、さい銭箱に取りつけられていた4つの南京錠が壊されているのを神社の宮司が発見しました。さい銭箱が開けられ、中にあった100円ほどのさい銭がなくなっていたということです。前日の夕方からこの日にかけ、何者かが南京錠を壊し、さい銭を盗んだとみられています。
神社の徳安正大 宮司は元大阪府警の警察官で、怒りをあらわにします。
■住吉神社・徳安正大 宮司
「非常に腹が立ちます。いつか必ず犯人を捕まえたい。」
さらに、およそ6キロ離れた糸島市志登(しと)の志登神社でも、10月26日ごろから11月3日にかけて、さい銭箱の南京錠が壊される被害がありました。
■奥村記者
「こちらの神社では3つの南京錠が壊されていましたが、さい銭箱の中身に被害はありませんでした。」
■志登神社・岩隈道生 総代
「そこ見てください。(鍵と留め金の)色が違うでしょう。留め金を引きちぎっている。」
神社内では、別の場所でも鍵が壊されていました。
■岩隈 総代
「防犯対策としては、防犯カメラを設置したり感知するライトをつけています。それぐらいしかできないですね。」
警察によりますと、糸島市では9月末から神社や地蔵をまつるお堂などで、さい銭箱の南京錠が壊される被害が9件相次いでいます。このうち4件で、さい銭が盗まれていました。被害は合わせて4万7000円に上ります。
警察は、神社などに注意を呼びかけるとともに、窃盗事件として同一犯の疑いも視野に調べています。