看板商品はコクを生かしたソフトクリーム!いわき市の老舗牛乳メーカーがカフェをオープン
いわき市で長年愛される老舗牛乳メーカーが新たな挑戦を始めました。
大正時代に創業したいわき市の老舗牛乳メーカー「木村ミルクプラント」。風味や成分をできるだけ損なわない「製法」で作った牛乳が人気で、100年以上地元の人から愛されています。
そんな老舗牛乳メーカーが10月、新たな挑戦を始めました。実は、社屋1階に、自社製品を使ったソフトクリームやジェラートなどが楽しめるカフェをオープンしたんです。
■木村ミルクプラント 曽根原友美取締役
「ソフトクリームも生クリームとかも使わずに作って牛乳のコクを生かしたソフトクリーム」
お客さんからの評判も上々ですが、なぜ今カフェをオープンさせたのでしょうか?
■木村ミルクプラント 曽根原友美取締役
「宅配をもともとメインでやっていたんですが、だんだん宅配離れ、牛乳離れというのもあって牛乳の消費も落ち込んでいて」
かつて、街の牛乳屋さんの収入の柱は、家庭などへの宅配でした。しかし、時代が進むにつれてその需要が減少。
東京商工リサーチによりますと、2023年廃業した、牛乳の販売店は過去最多の27件と、苦しい状況にあります。
木村ミルクプラントとしては、お客さんに喜んでもらえる新たな収入源を確保しようと、カフェのオープンを決めたのです。
■木村ミルクプラント 曽根原友美取締役
「うちの牛乳を使っていろんな商品をアレンジしておいしく召し上がって頂きたいという気持ちもあります」
11月からは、牛乳をたっぷり使ったグラタンなどのランチメニューも展開する予定で、健康志向も意識しながら牛乳の新たな可能性を探ります。
■木村ミルクプラント 曽根原友美取締役
「コンセプトが1日分のカルシウムを取れるカフェにしようとはじめて、来て頂いたお客さんが笑顔になって少しでも健康のお手伝いが出来ればいいなと思っている」