「食べた人に笑顔になってほしい」世界で注目集める“おにぎり” 福島県内にも専門店
福島県内にも専門店がオープンするなど、「おにぎりブーム」がじわじわと広がっています。
日本人のソウルフード=「おにぎり」。その人気は、日本だけではなく、海外にも広がっています。
成田空港にある、おにぎりの専門店には、おにぎりをほおばる外国人の姿も。
さらに、海を越えて、アメリカはニューヨーク。スーパーで売れていたのは…日本では、おなじみのパッケージ、おにぎりです。
コロナ禍によるテイクアウト需要の高まりや写真映えする見た目も相まって注目されているそう。
そんな「おにぎりブーム」は、県内でも、じわじわと広がっています。
こちらは、2023年10月に福島市にオープンした「onigiriya にこまる」です。
■onigiriya にこまる 店長 渡邉 美恵子さん
「テイクアウト専門のおにぎり店になります」
コメどころ福島の魅力をPRしようとオープンした、こちらの専門店。
お米は、農薬を抑えた川俣産の「コシヒカリ」と、県のブランド米=「福、笑い」を使っています。
具材は、定番のものから、青森県産の「とろろ昆布」や「若生」と呼ばれる薄い昆布で包んだおにぎりまでと、およそ20種類を販売しています。
価格は、1個200円から400円ほどで、注文を受けてから握り、提供しています。
■お客さん
「お米がすごくおいしい。(家で)1つ、2つ作るのもちょっと大変なので」
■お客さん
「前に来た時におにぎりがすごく大きくてびっくりしたのと、自分で握ったら、あんなにほろほろのおにぎりにはできないと思ったので、また来た」
専門店を立ち上げた、代表の田村 誠志さん。実は隣で設計事務所を営んでいます。
長年、空き店舗だったこの場所を上手く活用したいと、大家さんから相談を受けたことがきっかけで、自らリノベーションしておにぎり専門店を作りました。
■onigiriya にこまる 代表 田村 誠志さん
「立ち上げた時点では、もっと緩い感じで考えていたが、かなり反響がありまして、おかげさまで」
「おにぎりを食べた人に笑顔になってほしい」との願いが込められた「onigiriya にこまる」。
今はランチタイムのみの営業ですが、多い日は150個ほど売れるそうで、今後も「おにぎりブーム」が広がりをみせそうです。