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こどもたちにワクワクを!富岡町でおもちゃを使った東北初の「おもちゃのサブスク」

2024年1月24日 16:06

富岡町でおもちゃを使ったあるサービスが関心を集めています。子育て中の男性が「親子一緒におもちゃで遊ぶ体験をしてほしい」という思いで立ち上げました。そのサービスとは?

■中山 駿さん
「自分自身が子どもの頃にあったら、結構楽しいだろうなっていうのはすごく感じています。」
富岡町の株式会社ニココで代表を務める中山 駿さん32歳です。
中山さんの会社の倉庫には、国内から海外のものまで幼児向けのおもちゃがずらりとあります。

東北でも初めてという、おもちゃを使ったサービスとは?
■ニココ 中山 駿さん
「誰もが通る教育器具が、おもちゃだと、最初におもちゃに目を付けました。」
中山 駿さんが、おもちゃを使って始めたサービスが…
■中山 駿さん
「おもちゃのサブスクという事業をスタートした。」
月ごとに定額制で利用できるおもちゃの「サブスク」です。

動画や音楽などさまざまな「サブスク」が増えていますが、おもちゃの「サブスク」は東北初めてだそうです。
サービス開始からおよそ1年。富岡町にある子育て施設は…

■富岡わんぱくパーク 林優佑さん
「やっぱりおもちゃは消耗品で子どもたちだと壊してしまうこともあるのでサブスクにすると月に1回変わるし、いろいろおもちゃで遊べるのでいいと思い取り入れました。金額を抑えて利用できるので私たちにとってかなりいいです。」

定価で買うよりも4倍ほどのおもちゃが借りられ、夏休みなど利用者が増える時期には増やすこともできるため助かっているそうです。
そして…

■中山さん
「プラスチック系のブロックと木製でどっちが人気とかあります?」
月に1回、どんなおもちゃがいいのか相談して交換します。
毎日この施設を利用する親子連れも…

■3歳と1歳を子育て中の母親
「毎月変わるので子どもたちが飽きずに楽しく遊べています。いつも清潔で安心して子どもを遊ばせられます。」

持ち帰ったおもちゃは、中山さんの手で1つ1つ丁寧に消毒し、子どもがけがをしないように修理もします。
富岡町出身の中山さん。営業の仕事などを経験しながら「教育の分野で町に貢献したい」と思い続けてきました。そして、長女の育児を通し、このサービスにたどり着きました。

■中山 駿さん
「おもちゃが非常にコスパが悪い商品だったので、みんなにリーズナブルに届けられるレンタルのサブスクがあればと自分自身も子育ての経験から思って。」

子どもの成長は早く、いずれ使えなくなってしまうおもちゃ。サブスクにすることで、無駄にせず年齢に応じた新しいおもちゃで遊ぶこともできます。
中山さんは、子どもたちにいろいろなおもちゃで遊ぶ体験をしてほしいと話します。

■中山 駿さん
「今月何来るんだろうと、そういったわくわくもありますし、お子さんがどういった事が好きなんだろうと親子のコミュニケーションの場にもなるかなと思う。」

今後は教育施設などでの利用を増やし、将来的には個人向けにも広げていきたいということです。