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線状降水帯とは…去年いわき市で観測 福島

2024年8月16日 18:57
線状降水帯とは…去年いわき市で観測 福島

台風7号による雨と風の予報を見ていきます。

16日午後6時現在、首都圏は既に暴風域に入っていて大雨となっています。その雨風が福島にも北上してくるでしょう。17日の昼前11時ごろには県内全域で雨は止んでいそうですが、海上の暴風は夕方まで残るでしょう。上陸しませんが、気象台からは、16日夜から17日午前中にかけて、「線状降水帯」が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があると発表がありました。線状降水帯とはどんな雨を降らせるのか去年の大雨災害に振り返ります。去年9月、台風第13号の影響で浜通りを中心に記録的な大雨になり、「線状降水帯」が観測されました。線状降水帯は、次々と発生する発達した雨雲が数時間にわたって同じような場所で通過・停滞することで作り出される、とても危険なものです。このとき、わずか1日の間にいわき市山田で194ミリいわき市平189ミリなどの大雨を観測しました。これは9月の平年降水量に匹敵する記録的な大雨でした。こうした大雨によって、土砂崩れや河川の氾濫、浸水など甚大な被害が多く発生しました。