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『成城石井』がついに広島へ上陸! 広島駅の商業施設をプレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年6月1日 7:00
『成城石井』がついに広島へ上陸! 広島駅の商業施設をプレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。「変わりゆく広島の街」と題して、広島の陸の玄関口・広島駅の商業施設についてプレゼンします。

JR西日本と中国SC開発は、5月23日に、広島駅の新しい商業施設名を『minamoa(ミナモア)』と発表しました。水の都・広島を象徴する川のゆらめきや、瀬戸内海の「水面」のきらめきをイメージしています。中国SC開発の竹中靖社長は「この新駅ビルを『みんなの駅ビル』『私たちの駅ビル』と感じていただきたいという思い。広島のことをもっと好きになる場所になりたい」と話しています。名前やロゴの選考には、文字や音の観点からも親しみを持ってもらえるようにと、市民や学生のほか専門家らが参加し、広島の「みんな」の思いを込めて名付けられました。気になるロゴは6月に発表されます。

さらに、増床工事中の商業施設『エキエ』に入る新たな店舗も発表されました。注目は、東京や大阪などで高級スーパーを展開する広島初出店の『成城石井』です。直輸入のワインやチーズ、お惣菜など、世界や日本から選りすぐられた食品、こだわりのものが購入できるスーパーです。改札の近くに出店予定で、県外はもちろん地元の人々も利用できます。

さらに、化粧品店や雑貨店3店舗が中四国に初出店します。資生堂が展開するブランドで、木の豊かな恵みを感じられるフレグランスや化粧水などを扱う「BAUM」や、画家ミュシャ財団公認のブランドで、ギフトにぴったりなフレグランスなどを扱うコスメ店「MUCHA(ミュシャ)」、さらに沖縄発のスキンケアブランドで雑貨店の「SuiSavon」です。毎日を少し特別にするようなお店が入ります。これら3店舗を含んだ合計7店舗が、2024年秋に先行オープンした後、2025年春にオープンする『minamoa』の一部となる予定です。これにより、『minamoa』は合計200店舗前後が出店予定で、買い物だけではなく、広島の人が働く場所として多くの人に利用してもらえる場所になることが期待されています。

2020年から工事が始まった建設中の駅ビルは、地上20階・地下1階建てとなります。工事は8割進んでおり、外観の工事は終盤に差し掛かっているということです。現在、内装の工事中で、完成に向けて順調に進んでいるそうです。

駅ビルの2階から6階には、ショッピングセンター『minamoa』が入り、西棟の7階から20階には、 ホテルグランヴィア広島サウスゲートとなり、東棟7階には、映画館が入ります。屋上には広場もあり、ウッドデッキが整備されることから、イベントの開催も期待されます。

そして、路面電車の工事が大規模に行われています。最大の特徴は、中央の2階部分に、路面電車が乗り入れることです。広島電鉄の路面電車の新ルートとなる「駅前大橋線」を乗り入れる工事が、今順調に進んでいます。

広島駅前の交差点にかかる大型の橋梁は6月設置予定で、それに伴い、広島駅前交差点は、6月13日、16日、17日の深夜から明け方にかけて通行止めになります。また、南口のタクシー乗り場も、同じ時間帯で利用不可となります。

新しい駅ビルの商業施設『minamoa』は、2025年春の開業予定となっています。広島には、国内外の観光客を始め、多くのスポーツファンも訪れます。広島駅と駅ビルは、これからどんな歴史を作り出していく場所になるのか、楽しみです。