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変わりゆく広島の街 広島都心部をみんなが寛ぐ憩いの空間に! 広島県庁の取り組みをプレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】

2024年5月22日 18:18
変わりゆく広島の街 広島都心部をみんなが寛ぐ憩いの空間に! 広島県庁の取り組みをプレゼン【アナたにプレゼン・テレビ派】

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。今回プレゼンするのは、木村和美アナウンサー。「変わりゆく広島の街」と題して、広島県庁の敷地を有効活用する取り組みについてプレゼンします。

現在、広島県庁の前に工事用の仮囲いが設置されています。この向こう側で、憩いの場を作るための工事が進められています。今、広島駅の再開発が進んでおり、サッカースタジアムも完成しました。広島の街並が変わる中、県庁の敷地も「より地域に貢献できる場所になれば」と、進化しています。

広島県庁は、広島市中区基町にあります。アストラムラインの県庁前駅やバスセンター、さらに広島電鉄紙屋町東駅など、公共交通機関も近くにたくさんあります。さらに、ゲートパークやパセーラ、そして新しくできたピースウィング広島・サッカースタジアムなど、イベントなどが行われ、たくさんの人が集まる場所の近くに立地しています。広島市の一等地の敷地を有効活用するために、県庁の正面にあった駐車場スペースに、憩いの場が作られています。

完成イメージ図によると、県庁周辺で働く人や広島の都心部に遊びに来る人たちのために、飲食店などを備えた木造平屋の建物を、2棟建設します。バスセンターやそごうを利用した後に、立ち寄ることも可能になりそうです。建物には、広島県産の木を一部に使い、目に触れる場所の多くに木を取り入れることで、居心地の良さを感じてもらいたいということでした。

さらに、建物と合わせて芝生広場を整備しています。県庁の敷地の横にある県庁の森と合わせて、街中で緑を感じられて一息つけるような空間となりそうです。出店店舗に関する詳しい情報は公開されていませんが、木造平屋の施設には、カフェやレストランなどが入り、テイクアウトのフードやドリンクを楽しめるお店が出店する予定です。

そして、商業施設の間と県庁の敷地を東西に通る「もとはちこみち(仮称)」 が整備される予定です。そごうやバスセンターから、八丁堀方面へ一直線での移動が可能になり、東西に抜ける回遊性が高まるような道になります。広島の中心部にあるため、多くの人にこの場所を利用してもらいたいという思いがあるそうです。今までは、用事がないと行かない場所でしたが、憩いの空間に進化しています。

2024年4月11日には、起工式が行われました。2025年の春には、商業施設と芝生広場がオープン予定ですが、本館と南館の間にある中庭には、再生材を使用したウッドデッキがすでに設置されており、パラソルや机椅子をが置かれています。2025年春の施設のオープンに向けて、5月1日から一般開放されています。緑の風のさわやかさを感じられる、とても気持ちのいい空間です。

これまで、中庭は公開されていませんでしたが、ウッドデッキを作ることで、中庭の風景も一緒に楽しんでもらえるように開放しているということでした。中庭は、枯山水として季節に合わせた庭を整備していくそうです。また、ウッドデッキは、飲食や本を読んだり様々なことに使えそうです。ウッドデッキの利用は、開庁している日の午前8時半から午後5時15分まで利用できるということです。

敷地内の駐車場は、2024年の秋に税務庁舎が光町への移転に合わせて解体され駐車場になり、160台余りの駐車が可能になる予定です。「県庁には用がないから、あまり行ったことない」という人も多いと思いますが、これを機に広島都心部に足を運んでみたくなる場所として、立地を生かして人が集うように、広島県庁も進化しています。