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知人男性を殺害し遺体を遺棄 被告の男に懲役18年の判決 広島地裁

2025年3月13日 9:35
知人男性を殺害し遺体を遺棄 被告の男に懲役18年の判決 広島地裁

広島市内で知人男性を殺害し、遺体をバラバラにして海に捨てた男に、広島地裁は懲役18年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、広島市佐伯区の無職・渡部大地被告です。判決によると、渡部被告は2021年、広島市内の祖母の自宅で知人の植木秀俊さんをコンクリートブロックで複数回殴り殺害。遺体を切断し、海に捨てるなどしました。

13日の判決公判で、広島地裁の角谷比呂美裁判長は「犯行は残忍で悪質。捜査段階の初期にしていた自白も実際に経験していないと語れない迫真性があり、高い信用性がうかがえる」と指摘した上で、死体遺棄については認めていることなどから、懲役20年の求刑に対し、懲役18年の判決を言い渡しました。


被害者の息子は判決後、広島テレビの取材に対し「判決に関しましては裁判長、裁判員の方々に犯人の残忍性、動機、遺族の処罰感情を考慮して頂いた、適切な内容だったと思います。また、犯人を捕まえて頂いた警察関係者の方々、証拠を固めて頂いた検察関係者の方々、この判決に携わった方々に深いお礼を申し上げます。父とはできればもっと一緒に居たかった。また釣りに行ったり旅行にしたりしたかったが、現実を受け止め、息子として父の冥福を心から祈ります」とコメントしています。

(2025年3月13日放送)

最終更新日:2025年3月13日 9:43
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