カカオショック&物価高のバレンタイン チョコレートの購入動に変化は?
14日はバレンタインデーですが、チョコレートの購入にも物価高騰の影響が出ているようです。
広島市内のデパートには多くの女性がプレゼントを買い求めにやってきました。
国内外の40ブランドの趣向を凝らしたチョコレートが並びます。
しかし今年は、チョコレートの原料となるカカオの価格が高騰するいわゆる「カカオショック」で値段が上がっています。
その影響か、チョコ以外の商品にも注目が集まっています。
■福屋 営業本部 横山慧係長
「クッキー缶特集をしたんですけど、開店から多くのお客さんに並んでたくさん買ってもらった。そういうところも影響があったのかなと感じています。」
こちらは10代から60代の女性800人に先月、パナソニックが実施したアンケートです。
まず、バレンタインの予算を見直す予定がありますかという質問には、3人に1人が「見直す予定がある。」と回答しています。
さらに、「見直す」と答えた人に、去年に比べて今年のバレンタインに使う予算はどうなりますかと質問すると、「かなり減らす」「少し減らす」が62%に達しました。
その理由を聞くと、「物価高でお金がかかるから」が92.4%で、ダントツなんです。
チョコレート売り場でもこんな声が聞かれました。
「金額的にお高いイメージはありますね。家で作ってもいいかなと。」
「下見をして計画的に予算の中で・・・ちょっと(値段が)上がってましたね」
「そりゃもちろん、高いと思うけど一年に一回だけだから。食べることに今もう・・・他のことはやめて、義理チョコはやめました」
一方で、こんな声も。
「だんだん物価も上がっているし、 ちょっとランクアップしようかなと。古くからの友だちに日頃のお礼をこめて。」
チョコレート以外にも、物価はどのくらい高くなっているのでしょうか。
帝国データバンクは毎月、カレーライス物価というデータを出しています。
これはカレーライスの食材や光熱費の全国平均価格をもとに算出したものです。
最新のデータは去年12月ですが、カレーライス1食にかかる費用は386円。
1年前と比べると具材が8円アップ。ライスは58円も上がっているんです。
この間、9か月連続で最高値を更新しています。
備蓄米の放出が発表されましたが、具材もライスも急に大きく値下がりする要素は乏しく、ことしは400円に到達する可能性もあるということです。
【2025年2月14日放送】