広島・福山主婦殺人裁判 被告の男「家に行っていない」
24年前、福山市の住宅で女性を殺害した罪に問われている男の裁判で、被告の男は「家に行っていない」と述べ、無罪を主張しました。
「訳の分からないやった覚えのない事件に対して、監禁されていることが理解できない。早く出たいです」。証言台の前で、被告の男は事件への関与を否定しました。
竹森幸三被告は2001年2月、福山市明王台の住宅に玄関から侵入。当時35歳の女性の腹部を果物ナイフで刺すなどして殺害したとして殺人などの罪に問われています。
5日の公判では、被告人質問が行われ、竹森被告は「(事件当日は)家に行っておらず、被害者と家族とも面識がない」。「釣り場を探しに行っていた」と述べ、無罪を主張しました。
事件当日の行動について初めて説明した竹森被告…。これまで警察に語らなかった理由については。
■竹森被告
「警察が私を犯人と決めつけて話をしてきたから、いらない話をしなかった」
また、遺族の弁護士からは。
■遺族の代理人弁護士
「今この場に遺族が来ていることに対し、何か言うことはありませんか?」
■竹森被告
「(何も言うことは)ありません」
争点は、DNA型鑑定の結果に対する評価です。2月6日は論告求刑が行われ、結審する予定です。
【2025年2月5日放送】