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トンネル内火災に遭遇したら…どう行動すれば 広島

2025年1月29日 19:24
トンネル内火災に遭遇したら…どう行動すれば 広島

今月23日、東広島市のバイパスのトンネル内で車が燃える火事があり、25人が体調不良などを訴えました。トンネル内での火災に遭遇した際、私たちはどう対応するべきなのでしょうか。

トンネル火災が起きたのは今月23日のことでした。現場は東広島バイパスの上瀬野インターチェンジと八本松西インターチェンジの間にある大山トンネルの出口付近です。

■県民記者
「消防隊員さんとかがかけ声で走っていったりとか煙の量にびっくりしました。むっとするような鼻につくような感じ(の臭い)ですね。」

焼けた車。運転していた女性は車から煙が出たのに気づき、停車して逃げたと話しているということです。25人が体調不良を訴え2人が病院に搬送されました。

トンネル火災にどう対応すべきかネクスコ西日本に聞きました。まずは車の止め方です。

■NEXCO西日本 交通計画課 吉川 貴信 課長代理
「救急車や消防車が通る支障にならないように(車を)左に止めることが前提」

その上で求められるのが初動対応です。トンネル内には50メートルおきに消火器や消火栓、さらには押しボタン式の通報装置が設置されています。管制センターに火災の発生を知らせたのち可能な範囲で初期消火を行います。

そして注意したいのが火災が拡大したときの「煙」です。一気に充満しトンネル内が暗くなります。案内に従いトンネルの出入り口や非常口に向かって退避することが求められます。

■NEXCO西日本 交通計画課 吉川 貴信 課長代理
「非常開口部までの距離が書いてあるのでそれを参考に火から逃げるような方向に移動してほしい」

【スタジオ】
(宮脇アナ)
お伝えしたもの以外にも対応方法があります。

トンネルの入り口にある緊急情報を確認し、この表示が出ている場合にはトンネル内に侵入しないで下さい。

次に、車を使っての避難を避けてください。車で逃げると向かってくる車との間で事故が発生する危険があります。また、車の中は煙が充満しやすくなることからまずは周囲を確認して車から離れることが大事だということです。

普段からこうした状況をイメージしておくことも大切です。

【2025年1月29日放送】

最終更新日:2025年1月29日 19:24