ノーベル平和賞の授賞式に出席した高校生大使 児童に平和の尊さ訴え
ノーベル平和賞の授賞式に出席した高校生平和大使が、三原市の小学校で講演し、平和の尊さを伝えました。
■甲斐なつきさん
「この広島は原爆が落とされた当時およそ3000度の熱線に覆われました」
三原市の小学校で講演したのは、高校生平和大使の甲斐なつきさんと佃和佳奈さんです。
甲斐さんは去年12月、被爆者らとともに、ノルウェー・オスロで開かれたノーベル平和賞の授賞式に出席。現地では同世代の若者に曾祖父母の被爆体験を伝え、平和への思いを発信しました。
■甲斐なつきさん
「私たちの力は小さいかもしれないが一緒に集まれば世界平和の実現につながる大きな力になる」
児童たちに訴えたのは、平和の尊さ。そして、オスロの若者たちとの交流で感じた思いを伝えました。
■小学生
「世界が平和になったなって思ったことはありますか?」
■甲斐なつきさん
「ノルウェーのオスロでスピーチをした時に私たちの力は”ビリョク”ではそれは決して”ムリョク”ではないよねと話したところ会場にいた400人くらいの方々が『イエス』というふうに同意をしてくれた。そういうところで私たちの平和への思いが伝わっていたなと感じます」
■小学5年生
「戦争が起きたら家族や友達もいなくなるから平和をすごく大切にしたいと思った」
■小学5年生
「(戦争で)生活ができなくなる と思うと悲しい。家族といっぱい話して友達を大切にしていく」
■甲斐なつきさん
「オスロで高校での出前授業を行ってから、同じ世代や下の世代に伝えることの重要性をより実感して、小学生のみんなの人生やこれからの生活に少しでもこの講演が響いてくれたらなと思いました」
(2025年1月29日放送)