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災害や貧困で困っている人々のために! 「寄付」で福祉に貢献! 様々な寄付の方法を徹底プレゼン! 【アナたにプレゼン・テレビ派】 

2024年1月23日 7:00
災害や貧困で困っている人々のために! 「寄付」で福祉に貢献! 様々な寄付の方法を徹底プレゼン! 【アナたにプレゼン・テレビ派】 

広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。馬場のぶえアナウンサーのテーマは「子育て」や「福祉」。今回は、「寄付」の様々な方法についてプレゼンします。

注目を集めている、ふるさと納税の「代理寄付」とは?

なかでも注目したのが、能登半島地震の被災地を支援するための、ふるさと納税の「代理寄付」です。被災した自治体を支援するために、ふるさと納税で寄付をする場合、寄付を受けた自治体は、寄付をしてくれた人に対して、自治体から受領書を送るなど、事務作業が多く発生してしまいます。そこで、別の自治体が事務を代行することで、被災した自治体は災害対応に集中できるようにする取り組みです。

「代理寄付」は、2016年の熊本地震から広まった取り組みです。「代理寄付」を最初に導入した仲介サイトの「ふるさとチョイス」には、能登半島地震の緊急災害支援の特設ページができています。その中の1つ、石川県加賀市を応援する寄付のページを見ると、「代理・広島県呉市」となっています。広島県でも呉市、尾道市、安芸高田市が代理寄付を受け付けていて、全国では63の自治体にのぼっています。

石川県加賀市の代理寄付をすることになった理由を呉市に聞くと、「西日本豪雨の時、加賀市に代理寄付で支援していただき、当時の避難所の運営や罹災証明発行の準備などに集中することができた。その恩返しも込めて。」とのことでした。ふるさとチョイスの代理寄付は、1月16日時点で、10億円近くにのぼります。「ふるなび」や「さとふる」のサイトでも行っています。「代理寄付」は、災害支援なので、返礼品はなく、仲介サイトも手数料を取りません。寄付は全額、被災地の復興支援に充てられます。

年賀状の宛名などを間違えた書き損じはがきは、寄付をしてボランティア活用する方法があります。書き損じはがきや使用済み切手で、障害のある方を支援するボランティアについてご紹介します。

広島市などの住民によるボランティアグループ「きらきら☆HIROSHIMA」は、2009年に、障害者の外出支援などを目的に発足されました。2011年から、使用済み切手と書き損じはがきの収集を始め、その収益をもとに、障害者と介助者を観劇会に招待するなどしてきました。そして、2023年は、20万円ほどの収益となり、車椅子10台を広島市の社会福祉協議会に寄贈しました。怪我をした人に無料で貸し出されたり、小学校での車椅子体験など、福祉教育に活用されています。

切手のみを収集するボックスは、広島市や周辺の郵便局約60カ所に置かれています。また、広島市内の社会福祉協議会のボックスでは、はがきも収集しています。それ以外にも、企業や学校の協力、個人で広島市や区の社会福祉協議会に送ってこられる方もいるそうです。

集まった切手やはがきの収集ボックスを、「キラキラ☆HIROSHIMA」が回収をして、選別します。使用済み切手は、箱詰めし、切手業者やコレクターに送って、販売します。書き損じはがきは、郵便局で切手に交換し、使用済み切手を購入者に送る輸送代になります。

また、切手で貼り絵をするのが趣味という方も多く、需要があることから、使用済み切手を切り取る際には注意が必要です。切手と日付け印は必ず残します。消印が全て必要です。上下左右1センチほどの余白を作って下さい。また、回収できない切手として、例えば、切手のギザギザの部分がなくなってしまってるものや、汚れがひどかったり、破れたりしているもの、さらに郵便証紙、はがきに元々印刷されている切手も、回収できません。

そして、使用済み切手や書き損じはがきは、障害者支援に限らず、色々な福祉のために役立てることができます。例えば、アジアやアフリカの保健医療事情の向上として、地域の看護学生の教科書代になっています。さらに、国際協力の活動資金として、紛争や貧困地の子供へビタミン剤を届けるなどの資金になっているということです。また、広島平和文化センター国際市民交流課でも取りまとめ、国際協力団体に送付しています。

さらに、切手やはがき以外でもできる収集ボランティアがあります。例えば、中古衣類や子供用の文房具やおもちゃ、外国の紙幣やコイン、また入れ歯は、使われている金属がリサイクルの資源になるので、その収益でユニセフの応援や難病患者の支援をする団体もあります。

広島市社会福祉協議会では、収集ボランティアの情報を集めたハンドブックを作っています。社会福祉協議会のホームページから印刷することもできますので、参考にしてください。無理なくできる寄付から始めてみてはいかがでしょうか。

【テレビ派 2024年1月17日放送】

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