広島市のバス・路面電車 値上げ後はじめての平日 燃料費高騰や乗務員不足が背景
広島市内の路線バスや路面電車の均一運賃が、1日から値上げされました。
初めての平日、通勤時間帯の広島駅です。
■通学で利用
「知りませんでしたちょっと高くなるなって感じ」
■週に3回ほど利用
「高いですね20円(値上げ)はちょっときついです」
広島市中心部を走る路線バスの均一運賃は、エリアを拡大した上で20円上がり240円になりました。
また、広島電鉄の路面電車も値上げし全線で「240円」の均一運賃となっています。
■広島電鉄 交通政策部 進矢 光明 課長
「燃料費が高止まっているのもありますが、一番圧倒的に大きいのは乗務員の処遇を上げてきたし、これからも上げていく必要性を感じています。」
背景にあるのは、「運転手の不足」です。
広島電鉄は、バスの運転手の給与を6パーセント以上引き上げるなど、人材確保に取り組んでいます。
一方で、人手不足で、”減便”の影響も出ています。
JRバス中国と共同運行の、広島と呉を結ぶ「クレアライン線」は、今月から1日およそ10便減らしました。
3月にはIC乗車券のPASPYが終了します。
広島電鉄は「金額式の定期券」など、新たなサービスで顧客離れを防ぎたい考えです。
■広島電鉄 交通政策部 進矢 光明 課長
「便利でお得なサービスをご用意しているので、1回でも多く電車やバスにご乗車いただきたいと思う」