いよいよ開幕!目指せ金メダル! パリオリンピック出場を決めた広島ゆかりの選手たちを紹介【アナたにプレゼン・テレビ派】
広島テレビのアナウンサーが、気になるテーマを自ら取材して、お伝えする『アナたにプレゼン』。有田優理香アナウンサーが『パリへの道』と題して、7月26日開幕のパリオリンピックに出場する広島勢の選手についてプレゼンします。
『アナたにプレゼン』では『パリへの道』と題して、広島から世界を目指して戦う選手たちを紹介してきました。今回は、パリオリンピックに出場する広島ゆかりの選手たちについてです。東京大会で銀メダルに輝いたバスケットボール女子には、安佐南区出身の山本麻衣選手、アーティスティックスイミングの比嘉もえ選手もメダル獲得が期待されます。ホッケー女子には、コカ・コーラレッドスパークスから浅井悠由キャプテンを始め、6選手が代表に名を連ねています。
アーティスティックスイミング 比嘉もえ選手
アーティスティックスイミングの比嘉もえ選手は、ジュニア時代から活躍しており、2023年の世界選手権では、日本勢史上最年少で金メダルに輝きました。その活躍っぷりには、父の寿光さんも、ものすごく嬉しそうだったといいます。パリオリンピックでも、最年少メダリストの期待がかかります。
陸上女子100mハードル 福部真子選手
陸上女子100mハードルに出場する福部真子選手は、オリンピック前の最後の実践となった7月20日のレースで、日本新記録12秒69の記録をマークし、日本人で初めて12秒6台に突入しました。広島に戻ってからは、パリオリンピックのファイナルを見据えて「世界と戦うなら12秒5台が基準」と話していたため、大きく近づきました。
ここ近年、選手たちが切磋琢磨したことにより12秒台が連発していました。その中で、福部選手は今、第一線を走っています。一度は「やめよう」としましたが、広島に拠点を移してコーチの分析や指導を受けて、自己新記録を出しました。パリオリンピックでの活躍が楽しみです。
陸上男子110mハードル 高山峻野選手
陸上男子110mハードル代表の高山峻野選手は、2023年に行われたアジア大会で、金メダルに輝きました。高山選手のすごさは、調整力です。高山選手は、4月の大会では6位、6月上旬の大会では予選落ちという結果でした。さらに、6月下旬に行われた代表選考会を兼ねた日本選手権は、体調不良に加えて雨天となり、非常に難しい状況下でのレースでした。しかし、高山選手の調整力により、大一番で底力を発揮して、今シーズンのベストとなる13秒31をマークしたことで、2位となり代表権を獲得しました。
高山選手の高校時代の恩師・広島工業大学高校副校長の福地光文さんは、高山選手を始めとする陸上部の活躍を『Koスポ』という、スポーツ紙のようなお手製の新聞にまとめてきました。高山選手の東京オリンピック出場が決まった際には、号外も発行されました。今回は号外の作成ができませんでしたが、現地パリでの観戦となり「号外ではなく、パリ日記になるかも」と話していました。
ホッケー女子 尾本桜子選手
ホッケー女子代表の尾本桜子選手は、コカ・コーラレッドスパークスに所属しています。持ち味のスティックさばきと、スピードのあるドリブルで、相手からボールを奪えないようにしています。また、全力で走り相手を抜き去ってゴールを決めたり、パスを繋ぎます。2大会連続でのオリンピック出場です。
父の勝正さんは、大会があると日本全国どこにでも応援に駆けつけています。東京オリンピック出場を報告した際には、電話の向こうで大号泣だったそうです。パリオリンピックの出場が決まった際の勝正さんの反応について、尾本選手は「やっぱり泣いていましたが、東京とは違って噛みしめるように泣いていました。」と話していました。
広島ゆかりの選手たちは、オリンピック出場に向けてたくさんの人々の存在に支えられ、様々な経験を積んできました。パリオリンピックでの広島県勢の活躍に注目です!