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県内を訪れる外国人観光客増加 知事は受け入れ態勢を早急に整備する考え【徳島】

2025年1月31日 17:45
県内を訪れる外国人観光客増加 知事は受け入れ態勢を早急に整備する考え【徳島】
中国などでは、1月28日の「旧正月」に新年を祝うことから、この前後が大型連休となるため、現在、多くの外国人観光客が徳島県内を訪れています。

県によりますと、1月25日から30日までの間、徳島阿波おどり空港を発着する国際定期便の搭乗率は韓国便が92%、香港便が86%と好調に推移しています。

一方、徳島県内では多言語対応など、外国人観光客の受け入れ態勢整備が遅れているとして、後藤田正純徳島県知事は、1月31日の定例会見で次のように述べました。

(後藤田正純徳島県知事)
「例えばDXキャッシュレス、そして多言語対応、様々まだまだ足りない所があるインバウンドを受け入れる自覚と資格を、しっかり早急に整えるようがんばっていきたい」

県は現在、外国人観光客に対応するため、飲食店事業者向けにメニューを多言語に翻訳ができるサイトを開設しています。

(徳島県観光政策課 鈴木聡一郎主事)
「ステップごとに指示通りに入力すると、最終PDFデータで各言語で(メニューが)用意される仕組み。(Q.ここで言語を選ぶわけですね?)日本語を含め、英語、韓国語、中国語は2種類、ドイツ語、フランス語、タイ語」

はじめに翻訳したい言語を選び、続いてメニューのレイアウトやデザインを選びます。

次に、日本語で料理名や金額を入力します。

「(Q.例えばお好み焼き、阿波尾鶏の姿焼き、徳島ラーメンというのを作っていくわけですね?)
  自分たちで写真も入れるような形になっている。これが実際に出来あがったメニューです。(記者:韓国語見て見ましょう、こういう風な形で韓国語のメニューが出来上がると)」

このイートアップというサイトは、徳島県内で想定されるメニューを多くの言語に分かりやすく訳したデータを蓄積していて、しかも無料で使えます。

徳島県では、今後も外国人観光客の増加が見込まれることから、県内の飲食店に対しサイトの利用を呼びかけています。

最終更新日:2025年1月31日 17:45

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