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「南海トラフ臨時情報」気象庁は今回の地震を受け初めて発表 今回の地震と南海トラフ地震との関連性の調査開始【徳島】

2024年8月8日 19:25
「南海トラフ臨時情報」気象庁は今回の地震を受け初めて発表 今回の地震と南海トラフ地震との関連性の調査開始【徳島】
8月8日、気象庁では今回初めて「南海トラフ臨時情報」を発表し、日向灘で発生した地震と南海トラフ地震との関連性についての調査を開始しました。

この「南海トラフ臨時情報」は南海トラフ周辺で巨大な地震が発生する可能性が通常時と比べて相対的に高まった場合に、警戒や注意を呼び掛けるため気象庁から発表される情報です。

南海トラフの想定震源域やその周辺でマグニチュード6.8以上の地震が発生するなどした際、その現象が大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した際に、まず「調査中」という情報が出ます。

その後、専門家らが検討を行い、南海トラフの周辺での地震発生の可能性が高まっていると判断された場合は、「巨大地震注意」か「巨大地震警戒」という情報が出されます。

「巨大地震注意」ですが、南海トラフ想定震源域などでマグニチュード7.0以上の地震、もしくはプレート境界面の地殻変動、「ゆっくりすべり」が発生した場合に出されます。

発表から1週間は、地震発生に備えて非常用の水や食料の点検、避難場所の確認などいつでも避難できるような準備が必要です。

そして、これよりも注意しなければならないのが「巨大地震警戒」です。

南海トラフの震源域の半分程度でマグニチュード8.0以上の地震、いわゆる「半割れ」と呼ばれる現象が起きた時に出され、発生から1週間、市町村が指定する地域では安全な場所への事前避難が必要となります。

臨時情報の発表を受け、徳島県は午後5時過ぎ、徳島県庁4階の災害対策本部に災害連絡本部を設置して、危機管理の担当者ら約50人が情報収集にあたっています。

津波エリアには現在、徳島県関係の漁船はいないことが確認されているということです。

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