鳴門市で計画の風力発電の環境への影響について議論する県環境影響評価審査会【徳島】

徳島県鳴門市で計画されている風力発電の環境への影響について審査する徳島県環境影響評価審査会が7月16日、徳島県庁で開かれ、後藤田正純徳島県知事への答申案について意見が交わされました。

この県環境影響評価審査会は、鳴門市北灘町の山間部で計画されている風力発電の建設に当たり、生態系や生活環境への影響などについて議論しているもので、大学教授など委員20人が出席しました。

この日は、6月28日の会合で出た意見を基に作成された、知事への答申案が事務局より示されました。

答申案では、今後計画を進めるにあたり、先行事例の情報や専門家の助言に基づいた調査を行うことなどを事業者に求めています。

これに対し、出席者からは「水質調査については過去の事例を参考にすべき」「昆虫についての調査も徹底すべき」などの意見が出ました。

審査会では、今回出た意見を反映するなどして、1か月以内に知事に答申する予定です。