「ろうけつ染め」で描いた阿蘇の風景 染色工芸家・高津明美さんの作品展
色を重ねて熊本の風景を描く染色工芸家の高津明美さんの作品展が、熊本市の鶴屋百貨店で開催されています。
会場には、高津明美さんが阿蘇の風景を描いた作品など52点が展示されています。高津さんは「ろうけつ染め」という溶かした「ろう」を塗った部分に色が入らないことを利用した染色の技法で阿蘇の風景を描いています。
「新緑の根子岳」という作品は、新緑の根子岳を描いた作品です。色を染めるだけではなく手書きの横線で雲や霧を表現しています。
また、「希望」という作品は、阿蘇市一の宮町坂梨から見た風景を約1年かけて制作した作品です。鮮やかな赤を出すため何度も色を重ねて完成させました。
■染色工芸家 高津明美さん
「赤が阿蘇は似合うと思っています。エネルギーがあるでしょ。美しい色を見ていただきたいと思っています」
展示会は11月12日まで開かれています。