街が光に包まれる冬の風物詩「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」はじまる
山鹿市で古き良きまちの景色が光に包まれる冬の風物詩がはじまっているそうです。
山鹿市から藤木紫苑記者がお伝えします。
【中継】
(藤木紫苑記者)
山鹿市の芝居小屋で国指定の重要文化財の「八千代座」の前です。さきほどから日が沈み暗くなってきて、竹灯籠やろうそくなど5000個が灯り幻想的な風景が広がっています。
山鹿といえばやっぱり夏の山鹿灯ろうの千人踊りのイメージですがそれだけではないんです。山鹿は明治時代から昭和初期にかけて「和傘」の日本一の生産地として知られ、年間50万本が作られていたそうなんです。
こうした歴史から和傘をライトアップすることで古き良き町の景色とともに楽しんでもらおうと開かれているのが「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」というイベントです。2003年から始まり今年で23回目八千代座の周りに100本の和傘を飾ったところからスタートしていて、ことしは約300本の和傘が飾られています。
去年は、県内外から約2万3000人が訪れていて、去年は台湾などからの観光客も増えたということです。「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」は3月1日までの毎週金曜日と土曜日の夜に開かれ、午後7時から10時まで灯りがともされています。