歯科医師としての業務停止処分中に高齢者施設で訪問診療した疑いで65歳の男を逮捕

歯科医師としての業務停止命令を受けていながら高齢者施設で訪問診療を行ったとして、65歳の男が10日、逮捕されました。

歯科医師法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都目黒区の無職･吉川保容疑者(65)です。

警察によりますと、吉川容疑者は2022年4月から5月にかけて、当時歯科医師業の停止処分を受けていたにも関わらず熊本市内の老人ホームなど8か所の高齢者施設で訪問診療を行った疑いがもたれています。訪問診療では、問診や歯垢・歯石の除去、入れ歯の調整などを行っていたということです。

吉川容疑者は2022年2月に3か月間の歯科医師業の停止処分を受けていて、今年1月に九州厚生局が警察に相談していました。警察の調べに対し吉川容疑者は、｢間違いありません｣と容疑を認めているということです。