日銀短観 熊本県内企業の景気判断 製造業はダウン 「半導体関連に一服感」
日銀熊本支店が発表した短観・企業短期経済観測調査で、県内企業の製造業の景気判断を示す指数はプラス4ポイントとなり、3か月前より11ポイント悪化しました。これまで県内の製造業を牽引していた半導体関連の業種に一服感がみられるとしています。
日銀の短観は、景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた指数で、3か月おきに調査されます。それによりますと9月の製造業はプラス4ポイントで、6月の調査を11ポイント下回りました。これは、半導体関連の業種に一服感がみられたことや、自動車の新車の発売を前に生産が一段落したことなど一時的な要因が大きいとしています。
また非製造業の指数はプラス34ポイントと高い水準ですが、前回を3ポイント下回りました。これは、人手不足の影響に加えて、菊陽町や大津町などでの不動産需要が一巡したことなどが原因とみられるということです。