【自民党総裁選】過去最多の9人が立候補 熊本選出の国会議員はどの候補を支持?

■小泉氏支持 熊本2区･西野太亮議員
「政治改革にしても経済の改革にしても、一つ一つを実行できる信念と覚悟とリーダーシップを備えている人が(総裁に)ふさわしいと思っているし、それには私は小泉さんが一番適任だと思っている」

■河野氏支持 熊本3区･坂本哲志農水相
「河野さんは食料の安全保障をしっかり確保する。自給率も大事にして、政策を進める主張しているので、今の私の農林水産大臣という役職からしても選択すべきだと思った」

■林氏支持 熊本4区･金子恭之議員
「海外のこともわかる、防衛のこともわかる、日本の課題について全てわかっているので、色々な声があると思うが、私は今の危機的な状況の中で、こういう時だからこそ、安定感のある林芳正さんを選んでほしいと思う」

続いて参議院議員です。
▽松村祥史国家公安委員長はまだ態度を明らかにしていません。(前回: 岸田氏を支持)
▽馬場成志氏は林氏を支持しています。(前回:岸田氏を支持)

支持する候補を明らかにしている馬場議員に理由を聞きました。

■林氏支持 馬場成志議員
「信頼できる、その上にベースとなる政策がものすごく頭に入っている方。国を司っていくのは大変な仕事なので、信頼･能力、色々なものを兼ね備えていなければならない中で林さんということ」

総裁選では、367票ある国会議員票のほか、同数の党員票は得票数によって候補者に割り当てられます。この合計をどれだけ多く獲得できるかが勝負を分けるポイントとなります。

ただし、今回は多くの派閥の解消や候補者が乱立したことから、1回目の投票の合計で過半数を獲得する人はおらず、上位2人による決選投票が行われる見通しです。この場合は国会議員の367票と各都道府県の1票ずつの47票で決まります。｢都道府県票｣は、都道府県ごとの党員票で得票数が多かった候補者が獲得するという仕組みです。

単なるトップの交代にとどまらず、政治と金の問題などで失った信頼の回復につなげられるのか。自民党そのものが問われる総裁選といえそうです。