「おおむね適時適切に対策」新型コロナへの対応を検証する専門家会議が総括
新型コロナウイルスへの対応を検証する、熊本県と熊本市の専門家会議は26日、「おおむね適時適切に対策をとることができた」などとする結果をまとめました。
県と熊本市の専門家会議では、約3年にわたり新型コロナウイルスへの対応について検証を行ってきました。26日の会議では最終的な検証結果が報告され、「県民への要請や事業者支援などの個別対策は、刻々と変化する情勢に対応しておおむね適時適切に対策をとることができた」などと総括しました。
その上で、「医療機関との協定締結など、次の新興感染症に備えた体制整備を進める」としました。
委員からは、病床は確保できても医師や看護師の数が足りず、患者を受け入れられない状況があったとして、今後に備えた仕組みづくりを引き続き検討してほしいという意見が出されました。
■委員を務めた熊大病院 坂上拓郎教授
「人材をすぐ賄えるような体制を今のうちから議論しておくことが重要だと思います」