「命と自分の人生考えて」交通事故死ゼロへ 熊本市長ら飲酒運転根絶呼びかけ
9月30日は、秋の全国交通安全運動期間に定められた「交通事故死ゼロを目指す日」です。これにあわせて、飲酒運転の車に女性がはねられ死亡した熊本市の現場で、大西市長や県警が飲酒運転根絶を呼びかけました。
■熊本市・大西一史市長
「こんにちは。飲酒運転の根絶の運動をしていまして。どうぞよろしくお願いいたします」
9月27日、熊本市中央区の五福小学校前でチラシを配っていたのは…熊本市の大西市長や警察職員。車や通行する人に飲酒運転の根絶を呼びかけました。約3か月前にこの場所で起きたのが…
後ろ向きに猛スピードで走る車。防犯カメラに映っていたのは追突事故を起こして逃走するところです。運転していたのは勤務先のホストクラブで酒を飲んだ23歳の男。この直後、歩道にいた女性2人をはね熊本市児童相談所の職員横田千尋さん(27)が死亡しました。
去年、県内での飲酒運転による検挙数は526件。コロナ禍前、2019年の519件を上回っています。
■熊本市・大西一史市長
「命と自分の人生を考えて飲酒をしたら車には絶対に乗らない運転をしないということを多くの人に誓っていただきたいと思っています」
飲酒運転の動機で最も多いのが「休んだから大丈夫」という意識の緩みだといいます。飲酒運転を絶対に許さない、その思いを確かめる1日です。