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通訳が参加し最大21言語に対応 110番の日に外国人向け「通報」研修会 その背景には

2024年1月10日 19:22
通訳が参加し最大21言語に対応 110番の日に外国人向け「通報」研修会 その背景には

1月10日は「110番の日」です。警察が外国人向けに「通報」の研修会を開きました。

■110番センターの警察官
「今日は『110番』という言葉を覚えて帰ってください」

110番の日の10日、熊本に住む外国人に正しい通報について知ってもらおうと県警が開いた研修会。留学生など約50人が参加しました。行われたのは、通報の模擬体験です。

■110番センターの警察官
「警察です。事件ですか?事故ですか?ハロー…」

日本語が通じないことが分かると、通訳が通話に加わるよう依頼します。

■110番センターの警察官
「三者通話をお願いできますか」
■通訳
(英語)「警察です、事件ですか?事故ですか?」
■参加者
(英語)「私のリュックサックが盗まれました」
■通訳
「『私のリュックが盗まれました』と言っています」

県の通訳事業を含めて、最大21言語に対応します。

■ガーナ出身の参加者
「他の言語でも伝わることが分かったので、とても簡単に通報できるのではないかと思っています」

研修を開いた背景にあるのが、外国人からの通報の増加です。県警によりますと、交通事故など外国人からの通報は去年1月から11月までで389件と、前年の約2.3倍となっています。県内でも増え続ける外国人。県警は言葉の壁を感じることなく通報してほしいと話しています。