女性に抱きつき胸を触った疑い 熊本市職員の男を逮捕 数百メートルあとをつけたか

路上で20代の女性に背後から抱きつくなどした疑いで16日、熊本市職員の26歳の男が逮捕されました。

不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、熊本市経済観光局イベント推進課に勤務する後藤啓吾容疑者(26)です。後藤容疑者は15日午後11時過ぎ、熊本市中央区紺屋今町付近の路上で、県北に住む20代の女性に後ろから抱きつき、服の上から胸を触るなどわいせつな行為をした疑いがもたれています。

警察によりますと、後藤容疑者は辛島公園前の交差点から数百メートルほど女性のあとをつけて犯行に及んだとみられています。目撃した男性が男を取り押さえたものの振り払われ、通報で駆けつけた警察官が身柄を確保しました。女性は叫び声を上げた際に口をふさがれましたが、けがはありませんでした。

当時、後藤容疑者は酒を飲んでいて、｢酔っていて記憶がありません｣と容疑を否認しましたが、警察は周辺の防犯カメラの映像から16日、逮捕に踏み切りました。熊本市によりますと、後藤容疑者は15日夜、職場の同僚と酒を飲んで別れた後だったということです。

逮捕を受けて熊本市は｢被害者の方、市民の皆様にお詫び申し上げます。事実関係を調査し厳正に対処します｣とコメントしています。