熊本県立高のあり方検討会 規模や配置も含め検討 定員割れ続き今後も中学卒業者は減少
少子化で生徒数が減る中で、今後の県立高校のあり方を考える熊本県教育委員会の検討会の初会合が16日、開かれました。
熊本県内では、少子化に歯止めがかからず熊本市以外の高校を中心に定員割れが続いています。検討会は、今後の県立高校のあり方を考えるため県教委が設置し、教育関係者やPTA、学識者など18人が委員となっています。
16日の初会合では、県教委の担当者が今年度、県立高校50校のうち39校で定員割れしていることや、14年後の2038年の県内の中学卒業予定者は1万1504人で、今年より約4800人少なくなる見込みであることなどを報告しました。
委員からは、「もっと地域の高校の情報を発信してほしい」という意見や、「高森高校マンガ学科を新設する際、自治体とどんな協議を行ったか知りたい」といった意見が出ました。
検討会は今後、学校規模や学校配置などを含めた県立高校のあり方について話し合い、来年度の上期に提言書を取りまとめる予定です。次回の検討会は8月下旬に開催される予定です。