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全国の景況感は悪化も熊本は半導体需要高まり「景気回復」と10か月ぶりの判断引き上げ

2024年4月7日 15:02
全国の景況感は悪化も熊本は半導体需要高まり「景気回復」と10か月ぶりの判断引き上げ

日銀熊本支店は4月の金融経済概観について「熊本県内の景気は回復している」と10か月ぶりに判断を引き上げました。

日銀熊本支店によりますと10か月ぶりに引き上げた要因は半導体企業を中心に今後も設備投資の水準が高まっているためとしています。

個人消費については3月の気温が低めに推移し春物衣料の販売が低調でしたが、旅行や飲食などサービス業や外出関連の需要も高まっているとみています。

また、3月の県内企業短期経済観測調査でも景気が「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業を引いた業況判断指数は全産業でプラス20となり、前回と同じ高い水準でした。

全国の景況感は悪化していますが熊本の先行きについて、日銀は「回復しているが、海外の経済動向など多面的な視点で注視する必要がある」と話しています。