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【漁船転覆】同じ漁協の仲間が救助「ライトの明かりを頼りに…」低体温症で病院搬送も無事

2023年10月3日 12:33
【漁船転覆】同じ漁協の仲間が救助「ライトの明かりを頼りに…」低体温症で病院搬送も無事

2日夜、熊本市西区の熊本新港沖の海上で、男性2人が乗った漁船が転覆し2人は別の漁船に救助されました。

2日夜8時頃、漁船「第2光徳丸」1.6トンの船長の息子から、「午後7時頃に父親から転覆したという電話を受けたのを最後に連絡が取れない。所属する漁協の船、5~6隻で捜索している」と118番通報がありました。

■福田淳記者「仲間の漁船が転覆したという一報を受けて、捜索に向かったのが、こちらの漁船です。ライトの明かりを頼りに海を探し回ったということです」

熊本海上保安部などによりますと、転覆から1時間半後の午後8時半頃、熊本市西区の熊本新港沖の海上で捜索していた漁船が、転覆した船の上にいた船長の男性(67)と乗組員の男性(58)を救助しました。

このうち乗組員の男性(58)は、「低体温症」の症状がみられたため、熊本市内の病院に搬送されました。

「第2光徳丸」は、午後6時頃、熊本新港に戻る途中で、波が高かったことから低速で航行していたところ、船に乗せていた漁の道具などの影響で船体が傾きバランスを崩して転覆したということです。

この事故で油の流出は確認されていません。