卒業式前日の小学校に男が侵入し女子児童の上靴10足ほどに放尿 登校した児童が異変に気づく 熊本市
熊本市の小学校で、卒業式前日の今月20日未明に男が侵入し、児童の上靴に放尿などする事件が起きました。学校側が被害届を提出し、警察が捜査しています。
事件が起きたのは熊本市立託麻原小学校です。学校や保護者によりますと3月20日午前0時過ぎ、男が校門から侵入し、校舎とは別棟に設けられた靴箱で上靴を物色。女子児童の上靴10足ほどに放尿するなどの様子が防犯カメラに映っていました。
翌日、卒業式に出席するために登校してきた児童が異変に気づき、学校が警察に通報。器物損壊の疑いで被害届を提出したということです。
この事態を受け、学校は22日、5・6年生を対象に緊急の保護者会を開いて概要を説明しました。学校側の説明によりますと、事件当時、門は施錠されずに開いていたほか、靴置き場にはドアがなく誰でも出入りできる状態で、保護者からは安全管理を不安視する声があがったということです。
熊本市内では去年、男が小学校3校に侵入して児童の上靴を盗んだとして逮捕され、現在も裁判が続いています。
KKTの取材に対し熊本市教育委員会は、「警察が捜査を進めている段階で、現時点でのコメントは差し控える」としています。