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園児の頬をたたき暴行の罪で有罪判決 福岡地裁が元教頭の控訴を棄却 弁護側は上告へ

2024年6月12日 13:12
園児の頬をたたき暴行の罪で有罪判決 福岡地裁が元教頭の控訴を棄却 弁護側は上告へ

判決を受けたのは、熊本市東区にある幼稚園の元教頭臼杵洋子被告(66)です。
この裁判は、おととし3月、臼杵被告が勤めていた幼稚園で当時5歳の園児の頬を手で2回叩いたとして、暴行の罪に問われているものです。

裁判で臼杵被告は「園児がつばを吐こうとしたので止めるために頬を手で挟んだだけ」と一貫して無罪を主張。
しかし、1審の熊本地裁は罰金20万円の有罪判決を言い渡し臼杵被告は不服として控訴していました。

11日の控訴審で福岡高裁のの松田俊哉裁判長は「3人の目撃者の証言が争点となっているが口裏合わせをしてうその供述をしているとは到底考えられない」として1審判決を支持し控訴を棄却しました。

■田尻和子弁護団長
「納得できるものではありません上告の準備をいたします」

弁護団は「裁判所の判断には具体的な根拠がない」として上告する方針です。