【地価公示】熊本県2町の商業地上昇率が全国1位と2位 TSMC進出の影響
27日に発表された公示地価で、熊本県の大津町と菊陽町の商業地の上昇率が、全国1位と2位になりました。
県内の地価は、20の市と町の251地点で調査され、県内全体の上昇率は2.8%と、7年連続で上昇しました。
大津町大津の商業地は1平方メートル当たり7万7000円で、上昇率33.2%は全国の中で最も高くなりました。
大津町は、商業地に加え住宅地や宅地見込地、工業地を含めた平均でも全国1位の上昇率でした。
また菊陽町津久礼の商業地は1平方メートル当たり9万9500円で、上昇率30.8%は全国2位でした。
■不動産鑑定士 石山博さん
「需要のトレンド的には高い状態が続くのだろう。一方で菊陽町かなり価格が高騰しているので、町周辺の需要だけでなく県内全域の地価のバランスを見ていく必要がある」
なお熊本市の中心商業地は、コロナ禍などの影響で去年まで3年連続下落していましたが、今年4年ぶりに上昇しました。