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熊本城マラソン 専門家に聞く「楽しく完走するコツは?」

2024年2月16日 19:34
熊本城マラソン 専門家に聞く「楽しく完走するコツは?」
2月18日に開催される熊本城マラソン。今回初めて挑戦する人、基本を見直したい人のために、専門家に走り切るポイントを聞きました。

■永島由菜アナウンサー
「熊本城二の丸広場にやってきました。今年もこの方にマラソンを楽しく完走するコツを教えてもらいます。よろしくお願いします」
■三津家貴也さん
「こんにちは!いちにちふつか三津家です!よろしくお願いします」

教えてもらうのは玉名市出身のマラソンアドバイザー、三津家貴也さん(28)。YouTubeやTikTokどSNSの総登録者数は98万人超え!走ることを好きになってもらいたいという思いから、知識や技術を初心者にも分かりやすく伝えています。全国各地のマラソン大会に参加しているて、なんと、この1年で8回もフルマラソン完走を達成しました。(自己ベスト2時間28分43秒)

三津塚さんにまず教えてもらったのは基本の走り方。
■三津家貴也さん
「マラソン大会で、もったいないなと思う走り方の人たち多い。その方々に共通しているのが、腰が落ちてペタペタ走る人。体の前に足をつくので、前に進むのに余計な力が必要で、前ももや足裏に負担がかかる」

ポイントは、足がしっかり浮く時間を作ること。そして、着地の際に足の裏全体が地面につくように心がけると、疲れにくいお尻の筋肉を使って長く走れるそうです。

そして…。
■三津家貴也さん
「体を前に折らない。体を一直線する感覚で前傾します」

背筋を伸ばした状態で体を前に倒す。こうすることで、足が前に出て体が自然に進みます。
■三津家貴也さん
「この動きはいつでもできるので、スタート前もやってみて、この感覚で走るといいです」

走り方をマスターしたところで、実際にポイントとなる場所へ。

まずは最初の坂道となる10キロ地点の熊本西大橋です。
ここのポイントは、張り切らないこと。景色も良いのでペースが早くなりがちですが、坂でのスピードアップは足に負担がかかるそうです。

■永島由菜アナウンサー
「去年、のぼりになると歩いている人がたくさんいました。それは?」
■三津家貴也さん
「ぜんぜんOKだと思う。10キロ地点で余裕がある時、頑張ったらいけちゃう。でもそこで頑張ってしまうと、結果的に30キロ40キロのダメージに残ってくるので、割り切って完走を目的とする人だったらOK。むしろおすすめ」

続いて向かうのは、約20キロの地点。のどかな景色が広がっています。もうすぐ折り返しというこの地点。地元の人たちの温かい応援が魅力なんですが…。
■三津家貴也さん
「地元の方から元気をもらうと、いけるぞって思っちゃうんですよ。まだまだ、ここはいっちゃだめだ。もうね、調子に乗るなですね。まだまだゆとりをもって、笑顔でしゃべれるペースで余裕を持って走りましょう!」

ポイントとなる場所はまだまだあります。30キロ地点は、長い長い一本道。吹き抜ける風に注意が必要だといいます。

■三津家貴也さん
「ここでのポイントは、ひとりで走らない!向かい風を受けるので、誰かと一緒にいる、誰かの後ろにつくのが一番いい」

いよいよラストスパート!しかしここに立ちはだかるのが、ゴールの熊本城に向かう上り坂。40キロ以上走ってきたランナーにとって最大の難所です。

■三津家貴也さん
「気合いです!ここの坂があることを頭に入れておくことで、しっかりペース配分できる。かっこよく終わりたいじゃないですか。笑顔でゴールするためにも、体力を残しておく。あとは気合い。それでいきましょう!」