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裏金事件で揺れる自民党 富山県連会長後任決定 組織引き締めへ

2024年2月26日 19:13
裏金事件で揺れる自民党 富山県連会長後任決定 組織引き締めへ

自民党の派閥による裏金事件を巡り、自民党富山県連の会長を辞任した野上浩太郎参議院議員の後任に、橘慶一郎衆議院議員が就くことが決まりました。政治とカネの問題に市民から批判の声が上がる中、県連幹部は、「公正、厳正にやっていく」と述べ組織の引き締めを図る考えを示しました。

会長人事は、自民党県連が26日に開いた常任総務会で全会一致で了承されました。

自民党の派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、野上議員は所属する安倍派から、2022年までの5年間に合わせて100万円の還流を受けたにも関わらず、政治資金収支報告書に記載していなかったことを認め、2020年から務めた会長職を2月辞任しました。

県連会長のポストは慣例として在職期間の長い国会議員が務めていて、5期目で無派閥の橘議員が後任として有力視されていました。

県連幹部は今後について。

自民党県連 宮本光明幹事長
「こういった政治とカネの問題ありましたけど、橘先生はそこには関わっておられないということが、1つの議論の流れとしてはあったものだと承知している。県政の発展、このことに先頭に立って働いていきたいというふうに仰っておられたので、私どもは今まで通り一丸となって、そうしたことを支えながら一緒に取り組んでいく」

一方、政治とカネの問題に市民から厳しい視線を向けられていることについては。

自民党県連 宮本光明幹事長
「(政治資金収支報告書への不記載など)そのようなことが常態的に行われていたのは遺憾だと実は思っています。そのことが県議会もそうですが、市町村議員も同様のことをしているのではないかと思われていることにも、大変残念に思っている。こうして選挙で選ばれたものは、その点は身を引き締めて公正に厳正にしてやっていくことが求められているということは、皆さんに伝わるようにしていかなくてはいけない」

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