富山県知事選挙 立候補した2人に政策面の訴えや県政の評価を聞く
今月27日投開票の県知事選挙は新人と現職2人が立候補し論戦を本格化させています。
2人の候補に、政策面の訴えや県政の評価など聞きました。
知事選に立候補したのは届け出順に、いずれも無所属で、新人の百塚怜 候補(34)と現職の新田八朗 候補(66)の2人です。
まず、最も力を入れたい政策は。
◆新人 百塚怜候補
「まずは地域経済と福祉ですね。経済は働く人の賃上げ。そして賃上げをしている中小企業の直接支援。福祉に関しては、福祉のおかげで活躍しやすい社会は作れると思うので、福祉の負担軽減とサービスの充実が重要だと考えています。」
◆現職 新田八朗候補
「新しいマニフェストは二つの分野に分かれています。一つは未来へ向けた人づくり、もう一つは新しい社会経済システムの構築。人づくりでは、こどもまんなか社会を作るということ。新しい社会経済システム構築では、新産業戦略、サーキュラーエコノミーや医薬品産業など力を入れていきたいですね。」
次にこの4年間の県政を採点してもらいました。
◆新人 百塚怜候補
「私は今回挑戦者になりますので、具体的な点数に言及することはできないと思いますが、ただ新田県政は生活者の視点を大事にしてきたかというとそうではないと思うので、つけるにしても決して高い点数にはならないという思いはあります。」
◆現職 新田八朗候補
「今度の選挙がその採点が出るところだと思ってますので、選挙直前ですから、県民の評価に任せたいと思います。デジタル化を徹底的に進めたことやスタートアップ支援に力を入れた結果、大学発ベンチャーの伸び率が日本一になったこととか、評価してもらえたらと思う。」
元日の能登半島地震からの復旧復興と、災害対策については。
◆新人 百塚怜候補
「県としてやるべきこととしてはワンストップ相談窓口を作るべきだと思うんですよ。なるべく1箇所で大体のことは解決に導ける、寄り添っていける窓口を作りたいですね。被災した直後、(避難所での)雑魚寝状態が目立つわけですよね。第一次避難所での環境の改善に向けた事前の物資の調達とかがとても大事と思います。」
◆現職 新田八朗候補
「住宅の再建が生活の再建には大切だと思い、市町村と連携をして、最優先に取り組んでいきたい。企業の生業再建も今は第六次の補助金申請を受け付けているが、これは申請がゼロになるまで企業に寄り添っていきたい。行政としてやるべきことはインフラの強靭化、県土の強靭化。それは道路であり橋梁であり港湾。これをよりレジリエントなものにしていくことが務めだと思います。」
インタビューの様子は来週月曜日もお伝えします。