特別国会召集 新人議員が初登院「すごく重たいバッジ」
特別国会がきょう招集され、先月の衆院選で初当選した立憲民主党の山登志浩議員が初登院し、国会議員としての第一歩を踏み出しました。一方、自身の政治とカネをめぐる問題で苦しい選挙戦となった自民党の田畑裕明議員は、信頼回復に向けて政治資金改革に取り組みたいと述べました。
神林記者「国会議事堂前には朝早くから多くの報道陣がつめかけています。そんな中、当選した議員たちが次々と訪れ、気持ちを新たにしています」
山議員は、午前8時半過ぎに国会議事堂に到着しました。
先月の衆院選で小選挙区で敗れたものの比例代表で初当選を果たしました。
節目の際につけるというスカイブルーのネクタイを締め、緊張した面持ちもありましたが、同じ立憲の議員と当選をたたえあうなど晴れやかな表情も見せました。
立憲・ 山登志浩議員「すごく重たいバッジだなと思います。みなさんから支えて頂いた結果お預かりした議席ですので、これから国民生活改善向上のために全力で働いてまいります。皆様の懐を暖める経済政策、賃上げ支援、家計支援、しっかりと訴えてまいります」
衆院選の争点となった政治とカネの問題については。
立憲 山登志浩議員「きっちりと当事者に説明責任果たすよう求めるとともに、再度の政治資金規正法の改正、これを野党連携して進めていきます」
国会に到着してすぐに始めたのがSNSの撮影です。
立憲・ 山登志浩議員「これを投稿します。新しいことをやってかないといけないんで」
立憲民主党として県内で初めて獲得した議席。
地道に活動を続けていきたいとしています。
立憲・ 山登志浩議員「1人1人の市民の皆さんとつながることを大事にしてきました。これからも市民目線を忘れないように、地域を歩いて皆様の声を直に聞く活動を続けていきます」
一方、衆院選の富山1区で山議員との激戦を制した自民党の田畑裕明議員も正午前に姿を見せました。
派閥や自らの政治とカネをめぐる問題による逆風の中果たした、5回目の当選。
今後の政治資金改革について報道陣の取材に答えました。
自民・田畑裕明議員「法改正、これをスピード感をもって、さらなる深掘りをすることは当然だと思いますし、また信頼回復のため丁寧に一つ一つ仕事でしっかり恩返しをしていく。信頼回復のために、一歩一歩丁寧に謙虚に仕事に邁進していきたいと思います。具体的に、また中堅議員として、国民目線で政治資金の透明性、また見える化、こうしたことでですね、信頼できる、そうした制度づくりにまずは着手したい」
きょうの特別国会では、石破総理が第103代の総理に選出され、今夜、第2次石破内閣が発足する見通しです。