106歳の抑留経験者も出席 強制抑留で死亡の富山県出身者慰霊祭
第2次世界大戦後、シベリアなどに抑留されて死亡した県出身者の慰霊祭が11日、高岡市で行われました。
高岡市手洗野で行われた慰霊祭は、シベリアやモンゴルでの抑留経験者や遺族でつくる団体が主催し、団体の代表で自らモンゴルに抑留された南砺市の山田秀三さん106歳も出席しました。
山田秀三さん
「衷心より哀悼のまことを捧げます、合掌」
参加した遺族らは慰霊碑に花を供えて、犠牲者を悼みました。
シベリアやモンゴルに強制抑留された県出身者はおよそ3100人で、このうち600人余りが現地で亡くなったとされています。
団体は、日本にいる家族が戦地で抑留された人をどんな思いで待っていたか、忘れないでほしいとしています。