富山県内でも衆院選に向け動き加速 “政治とカネ”で揺れる中
27日に投開票される情勢の衆議院選挙に向けた動きが県内でも活発化しています。このうち、衆議院富山1区選出で自民党の田畑裕明議員をめぐっては、自身の政治資金問題が取り沙汰される中、関係者らが選挙に向け組織固めを進めています。
田畑議員が代表で、旧富山市をエリアとする自民党富山第一選挙区支部は、3日に会合を開きました。
県議、市議らが参加し、選挙に向けた組織体制などを確認したということです。
支部の代表を務める田畑裕明議員をめぐっては、自民党富山市連が次の衆院選富山1区の公認候補として推すことを決めていて、正式な決定は今月5日の支部の臨時総会で行われる見通しです。
また、田畑議員の支援企業でつくる後援会「響裕会」は2日までに、衆院選で田畑議員を支援する方針を確認しました。
響裕会の役員会では田畑議員の政治資金をめぐる一連の問題に対し厳しい声が相次いだことから、会員の意見集約をするため「田畑議員の公認を要請すべきか」などを問うアンケートを行いました。
しかし、アンケートを取りまとめている田畑議員の事務所によりますと、締め切りを設けていないためか現時点では回答数が少なく、結果を踏まえて対応を決めることは難しいと判断したということです。
石破首相は今月9日に衆議院を解散し、15日公示、27日投開票の日程で行う方針です。