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【富山】あすにかけ再び大雪の恐れ 交通機関に大きな乱れ

2025年2月7日 21:26
【富山】あすにかけ再び大雪の恐れ 交通機関に大きな乱れ

県内にこれまでに降り続いた雪で交通機関に大きな影響がでています。

あすにかけて再び大雪となる恐れがあり引き続き警戒が必要です。

きょうも断続的に雪が降る中、各地で重機による道路の除雪が行われました。

暗いうちから雪かきに追われる住民の姿もありました。

「しんどいですね」「患者さんのために、駐車場開けておかないといけないので」

富山市の集合住宅では住人たちが総出で除雪にあたっていました。

「つらいですけどしょうがないですよね」

この雪で、交通機関のダイヤが大幅に乱れました。

「あいの風とやま鉄道はただ今大雪並びに沿線火災のためすべての列車の運転を見合わせています」

あいの風とやま鉄道は、けさ、雪の影響に加えて高岡市内の沿線で火災が発生したため、一時県内全線で運転を見合わせました。

通勤通学の時間帯と重なって駅は混雑し、運行状況を問い合わせる人の姿などが見られました。

高校生「時間ちょっと危ないですね遅延していて。遅刻しちゃうので早く動いてほしいです」

富山駅から泊駅の区間は午後3時30分過ぎに運転を再開しています。

長谷川記者「午前8時を回った電鉄富山駅です。改札の付近は電車を待つ多くの人で溢れています」
高校生「寒いんで早く来てほしいです」「遅刻は確定しているんで」

富山地方鉄道は立山線の岩峅寺・立山間で終日運転を見合わせ、その他の路線では最大1時間の遅れがでました。

各線できょうの最終列車を繰り上げていて、あすも立山線の岩峅寺・立山間は終日運休となります。

またJR城端線は朝から全線で運転を見合わせましたが、午後3時40分過ぎに高岡・砺波間での運転を再開しました。

砺波・城端間は終日運転を取り止めました。

各地の道路ではきょうも、積もった雪に乗り上げて動けなくなる車が見られました。

県警察本部のまとめではきょう午後4時までの24時間に県内で82件のスリップ事故が発生していて、このうち3人が軽いけがをしました。

また、高岡市の御旅屋通りでは、アーケードの天井に雪の重みによるものとみられる破損が見つかりました。

パネルに穴が空いてしまっています。

県や消防のまとめによりますと、この大雪をめぐり除雪中の転倒や屋根の雪下ろし中の転落などでけがをした人は合わせて10人に上っています。

午後5時の積雪は魚津市で64センチ、富山市で57センチ、高岡市伏木で48センチなどとなっています。

今夜からは、冬型の気圧配置が強まり、雪や風が一段と強まる恐れがあり、あす昼前にかけて積雪の急増や吹雪による視界不良など大雪による交通障害に注意が必要です。

あす午後6時までの24時間に予想される降雪量は、多いところで平野部で40センチ、山間部で70センチです。

最終更新日:2025年2月7日 21:26
    北日本放送|KNB|富山[ テレビ ]1ch/[ ラジオ ]AM738kHz/FM90.2MHz