顧客口座から200万円詐取か 信託銀行元行員の女 起訴内容認める 富山地裁初公判
勤めていた信託銀行の顧客の口座から現金をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた女の初公判が17日富山地方裁判所で開かれ、女は起訴内容を認めました。
起訴状によりますと、みずほ信託銀行富山支店の元行員、中島留美被告(58)は、2019年6月、2人の顧客から預金の払い戻し依頼があったかのように装って関係書類を作成し現金合わせて200万円をだまし取ったとされています。
17日の初公判で中島被告は起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で中島被告がだまし取った金を買い物で使用したクレジットカードの支払いにあてていて、顧客に無断で自ら用意した印鑑を押して銀行に書類を提出していたと指摘しました。
中島被告は2018年から2020年にかけて同様の手口で1700万円あまりをだまし取ったとして詐欺の罪で追起訴されていますが、検察はさらに余罪があるとして追起訴するとしています。
次回の裁判は3月4日に行われます。