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高岡市吉久 液状化被害復旧に不安の声

2024年3月1日 19:38
高岡市吉久 液状化被害復旧に不安の声

高岡市は今週、地震で被災した住民に対し、支援策を説明しています。29日夜は、液状化被害が激しい吉久地区で開かれ、住民からは道路などの復旧に時間がかかり、住宅の改修に取りかかれないなどの声が相次ぎました。

住民
「道路がいつ何時、何年に直るのか、それを知りたいが」

職員
「知りたいことはよくよく分かりました。きょう、ここでお示しできるだけの状況にない」

住民
「なるべく早く住民に知らせてほしいがよ!」

29日夜の説明会には、住民およそ80人が出席しました。

吉久地区は、液状化により道路と宅地でおよそ50センチの段差が生じるなど被害が深刻です。

市の担当者が、道路と下水道の復旧に3年かかることなどを説明すると。

住民
「道路レベルが決まらないと住宅の修繕ができない。雨水、汚水、修繕のしようがないですよね。日常生活に必要最低限と明記されながら、トイレ、風呂、屋根、床が破損しないと(支援制度の)対象にならない。上下水道が使えないんですよ!」

住宅の被害認定調査は、国の基準に沿って全壊や半壊などと判定していますが、床の傾斜に基準はありません。

住民
「柱は曲がっていない、倒れていない、4本の柱の上がり下がりが激しい。床が傾斜している。全壊という見方をしてもいいのではないかというぐらい個人負担が大きい」

一級建築士でもある地域の代表は。

吉久連合自治会 林芳宏副会長
「家屋が直接被害を受けたことではなくて、インフラの問題で生活ができないというのが問題点で、スケジュール感が分からない限りは不安の解消につながらない」

高岡市の説明会は最終日の1日夜は博労本町で開かれます。

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