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富山県内まとまった積雪 被災地にも影響が

2024年1月24日 19:47
富山県内まとまった積雪 被災地にも影響が
この冬一番の強い寒気が流れこんだ富山県内は、23日夜から24日にかけてまとまった雪となりました。

能登半島地震の被災地でも雪による影響が出ています。

23日夜から断続的に雪が降った県内。

午前5時までに降った雪は富山市で22センチ、砺波市で27センチにのぼりました。

(スコップで除雪する音)

朝、富山市内では道路の除雪が行われていました。

大雪警報は、夕方まで富山市や砺波市など10の市と町に出されました。

一方、波も高くなりました。

波浪警報は海沿いの9つの市と町に出されています。

梅本晃弘記者
「被災地・氷見でもまとまった雪が降りました。被害が大きかったここ姿では、降り積もった雪でさらなる被害の拡大が心配されます」

氷見市では午前3時に15センチの積雪を観測しました。

姿地区では地震で壊れた建物に雪が積もりました。

建物の中には、地震が発生した午後4時すぎで止まったままの時計も。

住民は、雪の降り方を気にしながら雪かきをしていました。

雪かきする男性(77)
「なんとかね、これ以上降らんといてくれたらいいなと」

雪が積もると、その重みで建物が更に壊れることも心配されます。

男性
「耐震がだんだん弱まってきているんか、それは心配です。長年住み慣れて、どうするか決断ちゅうのは、そんな簡単にはできんがで」

氷見市の市街地で被害が大きかった北大町では、応急危険度判定で危険を示す赤い紙が貼られた建物や、ブルーシートが張られた建物にも雪が降り積もりました。

そして。

梅本記者
「こちらの道路なんですけども 雪が積もっていて一見すると平坦に見えます。しかしこちら、地震によって生じた10センチ以上の段差があるんですけども雪が積もったことによって見えにくくなっているんです。このことが交通の障害を起こしています」

また高岡市吉久でも地震による液状化現象で道路が盛り上がり、場所によっては70センチほどの段差ができて車庫から車が出せない住宅があります。

道路の段差には雪が積もり、見えにくくなって通行に影響が出ました。

さらにこんな被害も。

魚津市村木では24日朝、海沿いの道路を走っていた車が雪の塊に乗り上げたはずみで海に転落し、運転していた22歳の男性がけがをしました。

雪の降りやすい状態は、25日にかけて続く見込みです。
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