水をとめた翌日に大量の魚の死骸 富山市の牛ヶ首用水支流
富山市の用水路で11日、魚が大量に死んでいるのが見つかりました。
稲刈りのために水の流れをとめたのが原因とみられていますが、例年にはないことで、近くに住む人たちが心配しています。
佐伯翔太キャスター
「富山市八ケ山の牛ヶ首用水の支流です。大量の魚の死骸が浮かんでいて、土地改良区の方が除去作業を行っています」
富山市八ケ山の牛ヶ首用水の支流で、11日魚が大量に死んでいるのが見つかりました。
およそ4キロにわたり、アユやコイ、ウグイなど少なくとも数百匹が死んだとみられ、13日は牛ヶ首用水の土地改良区の担当者が取り除く作業を行っていました。
担当者によりますと、例年、この時期には稲刈りのため用水路の水をとめていて、10日、水をとめたところ11日、地域の住民から魚が大量に死んでいると連絡がありました。
再び水を流し、12日朝から除去作業を行ったということです。
地域住民
「とにかく臭いがすごいです」
牛ヶ首用水土地改良区 森康範事務局長
「断水することによって水が切れるんで、呼吸ができなくなったんじゃないかなと思っている。天候のせいでアユが繁殖したのか、想像の域を脱しないがそういうことも考えられる」
魚は用水路の流れがとまり、水が無くなったことから死んだとみられていますが、例年にはないことで、なぜこれほど大量の魚が用水路に入ったのかは分からないと担当者は話していました。
また、泳いでいる魚がいることなどから水質に異常はないだろうと話していました。